現場でよく聞くのが『石膏ボードを10段積んだら下の板が割れた』『金属ファスナーがフィルムを突き破る』といった声です。当ラインで製造する2層フィルムは、内層に特殊粘着樹脂を採用し、延伸時には200~300%の伸びで荷物を優しく包み込みます。外層の高密度LLDPEが鋭利なエッジに食い込むように密着し、従来品比で耐刺穿強度が40%向上。トラックの揺れでプロファイルの角がフィルムを破る「スネークバイト現象」を根本から防ぎます。
特にEPSパネルの梱包では、従来の1層フィルムでは巻き圧調整が難しく、パネル端部のつぶれが多発していました。当設備では第1ローラーで150%予備延伸した後、第2段階でさらに100~150%の精密延伸を掛ける2ステップ工程を採用。フィルムが収縮する際の張力を建材の耐圧強度に合わせて調整できるため、積層時に下段にかかる荷重を従来比60%軽減できます。これで12段積みでも最下段パネルの変形が発生しない梱包が可能に。
湿度対策が命の建材倉庫では、フィルムの防湿性能も重要です。2層構造が水蒸気透過経路を複雑化し、単層フィルム比で防湿性が2.3倍向上。梅雨時の倉庫内でも結露による石膏ボードのふやけを防ぎます。ライン速度は分速80~120mで調整可能なので、日出荷量300パレットの現場でも休憩なしの連続運転が実現。特に朝のピック作業で発生しがちなフィルムのたるみは、当社独自のテンション制御アルゴリズムが自動補正します。
設備導入後は、建材メーカー様から『補強テープが不要になった』『破損クレームが月間3件からゼロになった』といった実績が続出。フィルム厚みを0.020mmから0.017mmに薄くしても性能を維持できるため、ランニングコストは年間15%削減可能です。来月開催する実機デモでは、実際に金属ブラケットを組み込んだ石膏ボードパレットを用いた耐衝撃テストを公開。貴社の現物サンプルを使った試験梱包も承りますので、まずは現場の課題品をお持ちください。

