お客様の現場で、プラスチック顆粒の輸送中にパレットが崩れたり、フィルムが破れて荷崩れを起こした経験はありませんか?特に樹脂ペレットは角張った粒状物で、鋭利なエッジがフィルムを突き破る「パンク不良」が頻発します。当社の2層・3層・5層ストレッチフィルム生産ラインは、この悩みを根本から解決するために設計されています。
まず、多層共押出技術の真骨頂は「層構成のカスタム設計」にあります。例えば3層機では、外層に高滑性LLDPE、中間層に超強靭なメタロセンLLDPE、内層に粘着材を配合。これにより、フィルム自体がペレットの突起に沿って変形し、かつ穴が広がらない「自己補強効果」を発揮します。5層機になると、さらにバリア層や耐熱層を追加でき、夏季の高温倉庫でも保持力が低下しません。
注目すべきは、自動Tダイの精度です。樹脂ペレット用フィルムに求められる厚み偏差は±3%以内。当社のラインはダイリップギャップを0.01mm単位で調整可能で、幅2m超のフィルムでも中央部と端部の厚み差を極限まで抑えます。これにより、パレット巻き付け時の張力分布が均一になり、特定箇所に負荷が集中してフィルムが裂けるリスクを激減させます。
また、全自動ラインでは、ペレットのバルク密度(0.5~0.9g/cm³)やパレット寸法の変化に追従する「適応張力制御」を搭載。従来の半自動機ではオペレーターの経験値に頼っていた「プリストレッチ率の微調整」を、機械側がリアルタイムで最適化します。具体的には、パレットコーナー部では張力を20%緩めてフィルムの追従性を高め、平面部では保持力を100%に戻す。このメリハリが、高速ラッピングでもフィルム切れゼロを実現します。
現場のコスト意識に応える点も忘れてはいません。2層機は初期投資を抑えたいスタートアップ向けですが、高性能LLDPEグレードを選べば単層品の2倍近い引き裂き強度を出せます。半自動機は少量多品種の切り替えが多く、パレットサイズが不揃いな現場で重宝します。一方、5層全自動機は年間100トン以上のペレットを取り扱う大規模物流センターで、ダウンタイム削減とフィルム使用量の最適化により、たった1年で投資回収が可能です。
最後に、肝心の「保持力」について。当社ラインで生産したフィルムは、ASTM D5459準拠の試験で、1パレットあたりの保持力を3ヵ月以上維持。これは、海外向けコンテナ輸送や国内の長距離トラック便でも、バンド掛けが不要になるレベルです。実際、ある樹脂メーカー様では、当社の5層機導入後、輸送中クレームが87%減少し、フィルム厚みを15%薄くしても同等の保持力が得られたため、年間のフィルム費を2,000万円以上削減できました。
お客様の原料(ペレットの種類・形状・温度条件)やライン速度、パレットパターンをお聞かせいただければ、最適な層構成と機械仕様を提案します。テスト巻きも無料で承ります。まずはお気軽にご連絡を。

