脱胎漆器、特に大型の立体作品を製作する工房では、内部充填材の選択が製品品質を左右します。石膏や粘土などの従来材は硬化後の取り出しに難があり、細かい模様を損なうリスクが常につきまとっていました。そこで注目されるのが、ポリエチレン製の特製気泡シートです。当社の2層低速気泡膜機(型番:BSM-2L)は、特に小型工房向けに設計され、複雑な曲面内部に密着する極薄シート(0.05mm~0.1mm)を安定生産。脱型時の「剥がしづらさ」を解消します。
量産が必要な伝統工芸協同組合様には、3-5層高速気泡膜機(型番:BSM-5H)が威力を発揮。積層構造により気泡の均一性を確保しつつ、時産150kg以上の高速運転が可能です。漆の浸透を防ぐ非粘着性コーティングを同時処理できるため、二次加工の手間を削減。実際、石川県の漆器産地では、従来2日かかった脱型作業が3時間に短縮された実績があります。
美術館級の大型作品を手がける作家様には、7層高速気泡膜機(型番:BSM-7H)が最適。厚み調整幅0.02mm単位の精密制御で、器物の微妙な膨らみ部分までぴたりと適合。当社独自の冷却ローラー設計により、シート表面の「つや消し」処理が施され、漆下地との反応を防止します。機械の設置面積は畳2畳分とコンパクトながら、最大幅面2mのシートを連続生産可能です。
中規模工房向けの3-5層中速機(型番:BSM-5M)は、電力消費を従来比30%削減。深夜電力を活用した夜間運転でコスト競争力を実現します。特に気泡径を0.5mm/2mm/5mmから即時切り替えできる機能は、薄物の棗(なつめ)から深い鉢まで、同じラインで対応できると好評。付属のエッジカッターで、作業者が現場で必要幅に裁断できる利便性も評価されています。

